2008年 05月 27日
酒舗 油屋 |
気になってたのに、ようやく入れたのは
用賀に住みはじめて3年もたってからでした
日本酒の量り売り屋さんという認識で、ほんの少しでも売ってくれるのかしら?と思っていたら、今は一升瓶または四合瓶での販売らしい。(以前は二合瓶も扱っていたようです)
まず入ると目に入るのが陶器の数々。酒屋さんじゃなくて陶器屋さん?と間違えてしまいそうだけど、奥の蔵には季節によって60~100種の日本酒を置いているそう。
江戸時代から同じ場所で商売をしていたそうだけど、文献が焼けてしまい表向きは明治11年の創業。今のメインは日本料理屋等のプロデュースだけど、代々の商売であるお酒の販売も続けている、とのこと。
全てが全国の蔵元からの直販で、料亭の方が料理長さんといらっしゃってお酒を選び、仕入れていくことがほとんど。中には酒屋さんも来るそうです。(どうやら私の大好きな山本屋さんもココで仕入れてるよう!)
でも小売もしてくれているおかげで、私のような一般人もお酒を買えるのが嬉しい。
お酒の説明だけでなく、お刺身などのおいしい食べ方も教えてくれたり。口直しの梅酒も含めて6種もテイスティングをさせてくれました。リーズナブルにおいしいお酒を購入できるだけでなく、心豊かな時間を過ごせる空間です。
たかが買い物に来るだけで、そんな時間を過ごせるって、すごく贅沢。
たとえ他のお店でも同じ金額で買えたとしても、この贅沢な時間も含まれることを考えると絶対、おトクだと思う。(でも調べてみると販売価格より少しお安め!)
ちなみにお店に置いてある陶器類も作家さんの委託販売なんだそう。それほど有名な作家さんじゃないのかもしれないけど、作家もののステキな蕎麦猪口が1,400円くらいで買えたりするようで、こちらもおトク。感覚としてはその倍くらいの値段しそうだもん。
さてさて、そして私が今回購入したのが、「番外品 谷川岳」。油屋さんの依頼で本来の谷川岳に少しアレンジを加えたものだそうで、そのために「番外品」なんだって。
1,000円ちょっとのお酒なんだけど、新聞で包み、墨で商品名を書いてくれて落胤まで。新聞紙という無骨な印象とは正反対の丁寧で粋な演出に、さらに呑むのが楽しみになります。さて、いつ開けようかな。
近いうちに微発砲のにごり酒「雁木」も購入しようと思ってます♪
by kazemoyodays
| 2008-05-27 20:05
| foods&drink