2007年 08月 12日
『怪談』 |
…という意図があったわけではないけれど
『怪談』をば、観てまいりました。
“怪談”と言うからには、怖いのはアタリマエなんだけど、少々甘く見ておりました。やっぱり日本人って、こうゆうのが怖いのよねぇ。じーっと見られてる気がするとか、ヘビが天井から落ちてくるとか、白昼夢を見るとか。
内容的には、よくある“恨み”と“執念”で構成されているだけで、ココで絶対、何か起きる、という予測のままコトが起こるんだけど、わかっているのにどうしても、怖い。もう、何度目を覆ったことか…。1/5くらいは目を覆ってしまってたように思います。
また黒木瞳がねぇ、好きじゃないけど、うまいわ。
嫉妬のあまりヘンになってしまう女性を熱演。ほんとに怖かったです…(涙)
でもそんなに怖い女性でも、実の妹はかわいかったらしく、ひとつも傷つかずに(肉体的に)済んだのは、妹だけでした。そのくらいの救いがないとね、せめて。
江戸の風景、着物、小道具等々、キレイで楽しみたいんだけど、精神的にそんな余裕はありませんでした(涙)やっぱり私、ホラー系はダメみたいです。
そんな感じで終わったときには、疲れ果ててしまうほど。
声にこそ出さないけれど、「ひー!」とか「きゃー」とか言ってたからか、おまけにおなかも目いっぱいすいちゃったし。食欲増進?という意味でも夏にピッタリだったのかも(ほんとか?)
それにしてもね、新吉さんですよ。
豊志賀の怨念?から離れきってないから縁談は…とか言ってたくせに、自分の目の前で豊志賀の傷と同じ場所に火傷を負ったお累を見てるくせに、顔に傷を負ったお累を見て、「だから結婚することにした」…ってなぜ?どうしてそうなるの??
そもそもそこがおかしいよね。そりゃ、呪われもしますわよ。こうゆう独りよがりな解釈で、周りを不幸にしていってしまう人っているんだろうなぁ…。
恨みだの執念(というより情念?)だのっていうのは、時代が変わっても形が変わってもあるものだろうから、お顔のキレイな男性は気をつけてくださいね。女ってこわいのよ(笑)
by kazemoyodays
| 2007-08-12 20:01
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